わー。。

昨日なんとなくNHK見てたら、平凡パンチの編集をしてた人が出てて、

その番組の一環でETV特集の「マンガが時代を映してきた」という、

なつかしいやつが流れた。

 

永島暎子さんがナレーションで、「ガロ」のことがけっこう解説されてるやつで、

当時(96年)リアルタイムで見て衝撃受けたやつ。

このころは宮台さんもよくNHKに出てた気がする。

 

これがきっかけでつげ義春のマンガとかけっこう買ったし、

林静一がガロ出身というのも知ったし。

で、ほかにもロックの歴史を特集した番組がBSで流れたりもしてたので、

いろいろ勉強になったというか。

パンクの回はけっこうわくわくして見たなあ。

ピストルズラモーンズテレヴィジョンとか。

 

 

ガロはカウンターカルチャーと言われてて、実際そうなんだけど、

本気度がやっぱ違うよね。

でさ、もう当時から私らの世代は、

「カルチャーが貧しくてかわいそう」とか、上の世代に言われてて、

なんかカチンと来る感じがあったんだけど、

今の若者なんて、うちらとは比べ物にならないほどカルチャーが貧しいから、

なんかもうそんなのどうでもいいという気もする。

ヒットチャート上位はAKBとジャニーズだけ、

ロックではエアバンドの金爆とかね。

 

カムイ伝なんかは、ぎりぎり私らの世代まではリアリティが少しはあるだろうけど、

今の若者が読んだところでポカーンじゃないのかなあ。

学生運動にも影響与えたというし。

自分の出自のせいで差別されたとかさ、もうあまりにも特殊なことになって、

ほとんど共感得られない気がする。

一定数の支持がないと成立しづらいしね。。

 

ああいう番組があった90年代までは、

どうにか希望を持ってやり過ごせていたけど、

ゼロ年代はネットが出てきて、何かが起こりそうで、

結局スカだった、みたいな失望に今はあふれているのかもなあ。

スマホとかはもうダメでしょ。。