あー。。
前に宮台さんと東さんがゲンロンで対談してたとき、
何かを説明するときに、「『んま~ひろきちゃんたら』とかそういうこと」
みたいに宮台さんが言って、
東さんがきょとんとしている場面があった。
私もあんまりよくわかっていなかったけど、
今ようやくなんとなくわかるような気がしてきた。
ま、東さんは口の悪さが災いして、あんまりそういう優遇を受けてないかもだけどね。
これってお金の価値にも通じる話だと思うんだけど。
多分そのときの話は、昔は問題にならなかったことで、
最近モンスタークレーマーみたいなのが増えたのは何故なんだろう、
みたいなことだったと思う。
要は、昔から住んでいる住人とか、内輪ではできあがってるルールみたいなものの、
恩恵にあずかれない人間のやっかみというか、妬み嫉みというか。
平等に見えて、誰もが同じサービスを受けられるわけではない、
ということを理解できない人が増えたみたいな話なのかな。
東さんや宮台さんのような人たちは、ああやって頭がいいだけのことで、
特別に教えてもらえる情報とかもあるんだろうと思う。
そういうことについて、「なんであいつらだけ!」
と大騒ぎする人がいて、ネットの出現ですごい騒ぐようになったのかもしれない。
たださ、何故「あいつらだけ」なのかというと、
ぺーぺーに教えてもしょうがないことがあると思うんですよ。
言うほうも、それを生かせると思う人に教えると思うんだよ。
ちゃんと理解して、活用できる人にとっては価値があるから、
そういう人にはお金を取らないで教えるとかね。
それの許せない人がいて、それがやっかいだという話なんじゃないかな。
本当は、お金払ってでも出て行って欲しい人とかいるんだろうけど、
そういうわけにも行かないし、
お金にものを言わせるってそういうことですね。
本来は、よくわからない有象無象から取るものだったのが、
特に都会生活になると有象無象だらけなので、
物を買う=お金というのが、何も考えずに自動的にそうなるように定着してしまった。
だから逆に、お金さえ払えば文句はないだろ、という人をのさばらせることにもなるんじゃないのかなと。
雑な言い方をすれば、信用があればお金がいらないということね。
人から人への大事な情報なんかも、
やっぱり相手を見て、言う人には言うし言わない人には言わない。
そこに「なんであいつだけ!」とカッカしても、
なんか理由があるんだから仕方がない。
今の社会は、なるだけそういうものを見えないように、
不快な思いをなるだけしないように神経を使ってるけど、
なくなってるわけではないと思うんだよね。
もちろんそれが、育ちとか家柄の特権階級みたいなものになると、
なんかイヤーなエリート社会みたいに感じるけど、
そうではなくて、その人の人柄とかも入ってくるので、
なるだけ排除されない側になりたい。
排除せざるを得ない人っているんですよ。スピーカーみたいな、
なんでもどこででもしゃべる人。
いなかにはそういう人は多いので、おいそれと話すことはできません。
日ごろの行いって割と大事なのかもなあ。。