というか
これねー。
自分が過ごしているし、80年代が突出してダサいと言う気はないんだけど、
カルチャーがたくさん出てきた時代であることは確かで、
よくわかってないけど世に発表しちゃうものも多かったんじゃないかな。
個人的には、あの時代の弛緩しきった空気感も、
まぁ物事を生むために悪い環境ではないかもしれない、
と思ったりもする。
良くも悪くもそこそこお金があったのと、
大人の世代がカルチャーに興味がないので、余計な詮索もされなかった。
今は50代でも平気でアイドル好きとか多いけど、
当時はおじさん世代がそんなことを言える時代ではないので、
(実際興味もないんだろう)
上からの目線っていうのは「近頃の若いやつは」という程度の雑なものだったので、
あしらいやすかった。
今の若い人は、上の世代がそういうものへのうんちくがあるから、
めんどくさいと思うよ。
ゲームやアニメや音楽に対するこだわりとかね。
昔は大人は無視してればよかっただけだけど、
変なこだわりとか意見とかもたれるとかえって扱いにくい。
80年代がダサいと槍玉にあげられる理由は、
その後、90年代以降に、そのダサさに耐えかねた人々が、
ものすごい勢いで更新していったからだと思う。
要は学習したわけですよ。
バブル期の、日本人には全く似合いもしないラルフローレンやティファニーをあがめる習慣とか、多分一掃されたし、
洋服のシルエットなども、ダサいラインのものを忌み嫌って、
「シャツのすそはパンツから出す」みたいにがんばってやっていったおかげで、
ことさらに目に見えてかっこ悪い、ダサいものはほとんど消えたんじゃないかと。
(本来は、本人や服のスタイルがかっこよければパンツインやハイウエストも全然かっこいい)
今の若い人の体型ならいいけど、
基本的に日本人はそんなにスタイルが良くないので、
身体のラインを出さないで、ある程度服のシルエットで補正したほうがかっこいい気がする。
かといってダボダボのラッパーみたいな服を着なくてもいいけどね。
個人的には、80年代からサスペンダーとかは好きで、
今のサス付きパンツやスカートも好き(サスペンダーは肩にかけず、下ろして着ることが多い)。
サロペットとかもかわいいよね。
本来、アイテムそのものにダサいというものはあんまりなくて、
Gジャンやダンガリーシャツも女の子が着るとかわいかったり。
聖子ちゃんカットも私は嫌いじゃないな。
なんかあの髪型って生々しいんですよ。
女の子、という感じが露骨というか。
最近の茶髪やボブは人工的だけど(きゃりーみたいに)、
昔のああいう髪型は、けっこうかわいらしい色気があって、女の子っぽい。
上の記事で突出してダサいと思うのはチェッカーズかなあ。
当時から苦手で、最近のヤンキー論にも通じる気がして。
あれはヤンキーの美学であって、
同じチェック柄でもジッタリン・ジンだとなんかかわいいんだよ。
ジッタ~はサブカルっぽいけどチェッカーズはサブカルには絶対入らなくて、
やっぱりヤンキーなんだよね。
映画「ホットロード」について、
80年代っぽい人々がコメントを寄せてるのを見たけど、
まぁ、ホットロード自体苦手、能年さんのあざとさが苦手という私には、
すべてがちょっと直視できないつらさがあった。
今ホットロードはないよなあ。
つーか尾崎使うのもないよなあ。
北の国からのれいちゃんを思い出しちゃったよ。
あれもかなり痛かったもん。。
もうダサいというより痛いね、ホットロードの映画化は。
なんも知らない人が見る分にはいいでしょうが。。
出演してる太田莉菜さんとかがまじめにコメントしてるの見ても、
「こんな映画じゃなくて、もっとオシャレなもんに出してあげなよ…」という感じだったわ。。