んー。。

ロックって、特に日本ではさまざまな誤解があって、

そのせいで私のようなマイノリティにとっては、

荒らされてなくて居心地のいい場でもあったりするけど。

 

ロックって結局、クラシックとかと同じ音楽の一ジャンルに過ぎないんだけど、

それを案外全くわかっていないのが、一般のリスナーとかファッションパンクのような連中。

かっこつけるためとか、モテるための道具であるかのように世間に思われてるけど、

本来は、サブカルではあっても芸術だからね。

あんまりバカではできない。

ローリーがどれだけ面白おかしくロックを語っても、それが安っぽくならないのは、

彼自身がギターをある程度弾きこなせるからであって、

最近よくCMなどで女の子にエレキギターを持たせるパフォーマンスがあり、

あれが極めてかっこ悪いし恥ずかしいと感じるのは、弾けもしないくせに、

というのがあるから。

 

ロックはかっこいいとかいう誇大な誤解もさ、

実際やってみると、バンドというものがどれだけ地味で、

単純な反復作業であるかわかる、

というのは、

見た目がV系でもなんでもない、坊主頭の子がヘタクソなエレキギターを弾いていても、ほぼ見向きもされないのを見ると、

どれだけ見た目のイメージのみに左右されているかということ。

 

音楽はあまりにも深いし面倒くさいので、

入り口にすら立たない人がほとんどで、

みんなカラオケで歌う程度で終わってしまうけど、

実際にギターとかエフェクターに触れるほうが多分楽しい。

ロックをただの見た目とか風俗で消費してしまうのはもったいないことだけど、

たとえギターを買って練習する人でさえ、

ある一定の線から先は、面倒くさくて入って来れないんだよね。

まぁ、ローリーのように何でも楽しめる人自体が少ないというか、

洋楽をあそこまで自分に引きつけて楽しむのも感性が要るよね。

「外人がやっている音楽わからん」で済ます人も多分最近は特に多いし。

ハッピーマンデーズとかソニックユースとか、問答無用で面白いんだけどね。。

 

とにかく、一般に語られていることと、

自分がやってみることとは全然違うということ。

よく、Fのコードが押さえられなくて云々、とか聞くけど、

個人的に思うのは、ギターの難しさはその1000倍はあるから、

私にはちょっと理解できない。

コードを押さえること自体は難しくないでしょ。

それよりもコードチェンジとかダブルチョーキングみたいなのがよっぽど難しい。

それでも何故やるかといえば、音が好きだからということに尽きますよね。

 

まぁ、誤解されていることはあながち悪いことではないかもしれない。

人に理解はされないけど、隠れ蓑にはなるからなぁ。。

ほとんどが的外れなことを言われるのも、ほっとけばそれでいいしね。。